カミーの凄まじいジャンプに絶叫する。
2019-01-29


 週末は、WCスキージャンプを久々に生観戦しに、札幌へ。

 目的は、4ヒルズの完全優勝者の小林陵侑選手と今季WC未だ1ポイントの葛西紀明選手の応援。

 大倉山の風模様は、相変わらずで選手により条件がまるで違う。条件の綾で結果が極端に変わり、観る分にはとても面白いゲームになった。

 1日目のナイトゲームは、五輪チャンピオンのPOLのカミル・ストッホ選手の時に、スタートした時から、有利な向かい風がK点付近に急に吹き上がり始め、「今条件が良いから、ぶっ飛んじゃうよ~」とか軽口をたたいていたら、サッツの瞬間ぐらいから更にぶんぶん吹きだした風をとらえたカミーが、なんと9番ゲートというWCでしか設定されない低いスタート地点なのに148.5mのヒルサイズを10m以上も超える大ジャンプ。
 改修後大倉山のバッケン・レコード(今はヒル・レコードというらしい)を叩き出してしまった。

 ヒルサイズ・ライン付近で細君と観戦していたが、思わず「危ない!、危なーい!!」と大絶叫。

 目の前にまさにどんと降りてきた凄まじいジャンプ、よく着地できた。さすが、ストッホ選手、素晴らしいジャンプを見せて貰った。

 最近はジュリーの判断で、飛びすぎるとゲートを下げちゃうから、ヒル・レコードジャンプは、幸運が重ならないとなかなか見ることがないので、とても良かった。しかし、小林選手の時は、風がなかったなぁ。
 
 2日目は、我等が葛西紀明選手がいい風をしっかりと捉えて7位。
 1日目が32位で2回目進めずだったこともあり、世界選手権への派遣はダメだったが、今シーズン初めてのシングル順位で復調の兆し。
 応援にきた甲斐があった。ただ、試合後に会うことができず、細君はとても落胆。

 その間、2日間良い条件で飛べたAUTのステファン・クラフト選手(ごちそうさんのノリオ君こと永山絢斗にそっくり)は、安定したジャンプで2連勝。
 まぁ、日本人に地元(4Hills)であれだけやられたので、これぐらいやり返してもバチは当たらないってことか・・・。

 一方、WCポイントトップの陵侑選手は、風に見放されて表彰台は2日目に3位に滑り込んだのみだったが、ジャンプ自体は、悪くない内容。運が悪かっただけなので、世界選手権での優勝が期待される。

 試合後は、札幌の前の試合で、WC初の表彰台に乗っかった佐藤幸椰選手と少し話ができた。とてもチャーミングな青年だ。最近のジャンプは、鋭さを増しているので、こちらも世界選手権の活躍に期待。

 スキージャンプは、TV観戦の方が快適でウィンド/ゲートファクター等のスコアがわかりやすいが、久々に現地で観て、競技順やスタートのタイミング次第で、風の条件が全く違ってくるのが実感できて面白かった。やはり生観戦は、面白い。


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